実践ガイド

公開日 2026年7月3日

楽天の商品属性をCSVで一括編集する方法と手順をわかりやすく解説

楽天のSKUプロジェクト以降、「商品属性が未設定のまま残っているSKU」を抱えたままの店舗は少なくありません。1点ずつ商品編集画面を開いて属性を入れ直す作業は、対象が数十・数百SKUに及ぶと現実的ではなく、どこかで手が止まってしまいます。

こうした「まとめて直したい」場面で使うのが、楽天RMSの「CSV商品一括編集機能」です。商品データをCSV(normal-item.csv)でダウンロードし、表計算ソフトで属性の項目・値を書き換えてアップロードすれば、複数商品の商品属性を一度に更新できます。ただし、ファイル名や文字コード、商品属性の入力欄の使い方など、CSVならではのルールを外すと、アップロードエラーや意図しない上書きにつながります。

この記事では、楽天の商品属性をCSVで一括編集する具体的な手順と、つまずきやすい注意点を、複数モールを運用するEC実務者の視点で整理します。あわせて、SKUが増えても属性入力が回るようにするための自動化の選択肢にも触れます。

楽天のCSV一括編集とは?

楽天のCSV一括編集とは、商品データをCSVでダウンロードして書き換え、再アップロードで複数商品をまとめて更新する仕組みです。

  • 対象は商品登録用のnormal-item.csv: ファイル名の先頭は必ず normal-item とし、1ファイルあたり最大50,000商品まで扱えます。
  • 商品属性もCSVで更新できる: 商品属性の「項目・値・単位」はSKUレベルの列にあり、CSV上で直接編集して一括反映できます。
  • ダウンロード→編集→アップロードの3工程: 現在の登録内容をCSVで書き出し、必要な欄だけ書き換えて再アップロードするのが基本の流れです。

出典: 楽天市場 商品登録用CSV(normal-item.csv)データ形式(楽天 店舗運営Navi「商品登録用CSVファイル」ID:000046287)

楽天の商品登録CSV(normal-item.csv)を一括編集する手順

商品属性の一括編集は、次の4ステップで進めます。全体の流れは「現状を書き出す→必要な欄だけ直す→ルールを守って保存する→反映を確かめる」というシンプルなものです。

  1. CSVをダウンロードする: 楽天RMSの「CSV商品一括編集機能」から、対象商品の現在の登録内容をnormal-item.csv形式でダウンロードします。このとき、商品属性(項目・値・単位)などは登録可能な最大列数で書き出されるため、既存の値を確認しながら編集できます。
  2. 商品属性の欄を書き換える: SKUレベルの「商品属性(項目)」「商品属性(値)」「商品属性(単位)」に、ジャンルの商品属性定義書に沿った項目名・値・単位を入力します。項目名を入力して値を空欄にすると、その属性は解除されます。
  3. ファイル名・文字コードを守って保存する: ファイル名の先頭は必ず normal-item とします。絵文字などの機種依存文字は登録・更新できない場合があるため、値に混ざっていないか確認します。
  4. アップロードして反映を確認する: 編集後のCSVをアップロードし、エラー件数と反映結果を確認します。データがページへ反映される前に機能を解約すると反映されないため、反映が完了するまで待ちます。

商品属性やジャンルに関わる主な列は次のとおりです。どの欄に何を入れるかを押さえておくと、編集時の迷いが減ります。

列(No)役割入力の要点
商品属性(項目)3-39属性の項目名必須属性は必須。項目のみ入力し値を空欄にすると解除
商品属性(値)3-40属性の値必須/いずれか必須/任意の3種。定義書の選択肢に沿う
商品属性(単位)3-41属性の単位単位が必要な属性には必須(例: g
ジャンルID 1-22商品のジャンルジャンルID変更時は商品属性も合わせて更新が必要
非製品属性タグID 1-23楽天採番のタグID半角数字を | 区切りで最大32個。空欄で全削除

出典: 楽天市場 商品登録用CSV(normal-item.csv)データ形式(楽天 店舗運営Navi ID:000046287)

商品属性の項目名・推奨値はジャンルごとに大きく異なります。たとえばレディースファッションの商品属性のように、末端ジャンルごとに必須項目や選べる値が定義されているため、編集前に自店の主力ジャンルの定義書を開いておくと、値の入力ミスを防げます。

一括登録・一括編集で押さえたいCSVのルールと注意点

一括編集・一括登録でつまずく原因の多くは、CSVそのもののルール違反です。属性の中身を直す前に、次の基本ルールを確認しておきます。

項目ルール
ファイル名先頭は必ず normal-item(例: normal-item.csvnormal-item20220720.csv
1ファイルの上限50,000商品まで。超える場合は複数ファイルに分割
文字コード楽天内部ではEUCに変換される。絵文字等の機種依存文字は登録・更新できない場合がある
コントロールカラムSKU対応版以降は廃止
反映前の解約反映前に機能を解約するとページに反映されず、再申込時に未反映データで上書きされる可能性

出典: 楽天市場 商品登録用CSV(normal-item.csv)データ形式(楽天 店舗運営Navi ID:000046287)

もう一つ重要なのが、行の種類です。normal-item.csvは「商品レベル行」「SKUレベル行」などに分かれており、商品属性はSKUレベル行に入力します。マルチSKUの商品では、商品レベル行でバリエーション項目と選択肢を定義し、SKUレベル行で属性・価格・在庫を入れます。SKU単位で属性が異なる商品でも、この構造に沿えばCSVで一括編集できます。

手作業のCSV編集で限界を感じたら(自動化の選択肢)

CSVでの一括編集は強力ですが、属性未設定のSKUがジャンル横断で大量に積み上がると、定義書との突き合わせと転記だけで工数がふくらみます。対応は大きく次の3つに整理できます。

方法向いている場面留意点
CSVを手入力で編集対象が少なく、扱うジャンルが限られる定義書との突き合わせに時間。転記ミスが起きやすい
テンプレート転記同一ジャンルの商品が多いジャンルが多様だと雛形の数がふくらむ
AIで属性を補完ジャンル横断で属性未設定が大量にある出力は確認・修正が前提。ツールの選定が必要

どの方法でも拠り所になるのは、ジャンルごとの属性定義書です。そのうえで、商品数が多くジャンルもばらばらな場合は、AIで属性候補を補完する方法が現実的な選択肢になります。たとえば CataMap のようなツールは、商品名・説明文・商品画像からAIが商品属性やカテゴリの候補を判定し、楽天のnormal-item.csvを含むモール別の商品登録CSVとして書き出します。手入力を「確認・修正」の作業に置き換えることで、抜け漏れを抑えながら整備を進められます。

よくある質問

楽天のCSVアップロードができないのはなぜですか?

多くは、ファイル名・文字コード・必須項目のいずれかがルールから外れていることが原因です。ファイル名の先頭が normal-item になっているか、絵文字などの機種依存文字が混ざっていないか、必須項目が空欄になっていないかを順に確認してください。

一括編集用のCSVはどこでダウンロードできますか?

楽天RMSの「CSV商品一括編集機能」から、対象商品の現在の登録内容をnormal-item.csv形式でダウンロードできます。商品属性の項目・値・単位などは登録可能な最大列数で書き出されるため、既存の値を確認しながら編集を進められます。

CSVのファイル名に決まりはありますか?

ファイル名の先頭は必ず normal-item にする必要があります。normal-item.csv のほか、normal-item20220720.csv のように連番や日付を付けた名前も使えますが、先頭が異なるとアップロードできません。

CSVの文字コードは何に注意すればいいですか?

楽天では、アップロードした商品データが内部的にEUCへ変換される仕様です。絵文字などの機種依存文字は登録・更新できない場合があるため避けてください。保存時の具体的な文字コードは、RMSの案内に従うのが確実です。

SKU単位で商品属性をCSV一括編集できますか?

できます。商品属性の項目・値・単位はSKUレベルの行に入力する列のため、SKUごとに異なる属性をCSVで一括編集できます。マルチSKUでは商品レベル行でバリエーションを定義し、SKUレベル行で属性や価格・在庫を入力します。

まとめ

  • 楽天の商品属性は、商品登録用CSV(normal-item.csv)のSKUレベルにある「項目・値・単位」の列で一括編集でき、複数商品をまとめて更新できます。
  • 一括編集では、ファイル名(先頭 normal-item)・50,000商品の上限・機種依存文字・反映前解約といったCSV固有のルールを外さないことが、エラーや意図しない上書きを防ぐ鍵です。
  • ジャンルIDを変えたら商品属性も合わせて更新する必要があり、値は必ずジャンルの属性定義書に沿って入力します。

CSVでの一括編集は強力ですが、属性未設定のSKUがジャンル横断で大量に積み上がると、定義書との突き合わせだけで工数がふくらみます。手作業のCSV編集にAIによる属性補完を組み合わせれば、入力の抜け漏れを抑えながら、増え続けるSKUの属性整備を現実的な手間で回していけます。

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